“厠”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かわや80.7%
かはや9.9%
はばかり4.4%
まじ1.1%
かわ0.6%
ごふじょう0.6%
しも0.6%
ちょうずば0.6%
はゞかり0.6%
べんじょ0.6%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“厠”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しまいには足が痛んで腰が立たなくなって、かわやのぼる折などは、やっとの事壁伝いに身体からだを運んだのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時の態度は公平で、率直で、同情に富んでいて、決して泥酔してかわやに寝たり、地上に横たわったりした人とは思われない。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
義雄は敷島の手紙を、お鳥に見られない爲め、きのふの朝、かはやへ這入つて讀んだが、それは渠を引きつけるだけの力がなかつた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
お春はかはや起出おきいでつ、かへりには寝惚ねぼけたる眼の戸惑とまどひして、かの血天井の部屋へりにき。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこで初めて、人びとはこれが俗に云う髷きりだと云うことを知ったが、それ以来はばかり何人だれも使わなくなった。
簪につけた短冊 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
アンポンタンのうちの小さい女中は、裏の方にあるはばかりから出たとき、すぐそばをスーッと流れていったのでキャッと声をたてた。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
了蓮と定生との關係、清久の名を其間にまじへた理由は、過去帳別本の記載に由つて明にすることが出來ない。師岡氏未亡人は或はわたくしに教へてくれるであらうか。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
香以が取巻はほとんど数え尽されぬ程あった。中にはこれを取巻にまじうるはあるいは酷に失するかも知れぬと思われる人もある。しかし区別して論ずることもまた容易でない。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
のごとく「香、塔、かわ、屎、鮒、奴」等結びつき難き六語を巧みに結びつけて意味ある一つの歌を作ったことが、当時のある人々には喜びであった。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
庭口から女中さんがごふじょうへくるときは、外で下駄をぬいでくるほど小庭の中はきれいで、浜でとれる小貝や小砂利が磨いてしいてある。
「あら。ももんがあが、おしもから出ますの」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
やはりおちょうずばに行かなくちゃあならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
所もあらうにはゞかりに置いてゐるのだ。
「そう、餅屋の姉さんかい……そして何だぜ、あの芝居のべんじょに番をしている、じいさんね、大どんつくを着たたくましい親仁おやじだが、影法師のように見える、ひどく、よぼけた、」
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
常、それから久三の遠い親類で雇人である、あさの二老女は、寝室は現場からは離れていたし、その時分は、起きもしなかった事が証明されたので、埒外らちがいに置かれ三人の男達、五十嵐、伊東、望月の訊問が続けられると、この三人は相前後して、当時カワヤに起きたと申し立て来た。
(新字新仮名) / 楠田匡介(著)