“上厠”の読み方と例文
読み方割合
じょうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曳くばかりが受け持ちではない飲食起臥きが入浴上厠じょうし等日常生活の些事さじわたって面倒を見なければならぬしこうして佐助は春琴の幼時よりこれらの任務を担当し性癖せいへき
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ところが私が外出して帰ってくると、あるいは夜寝て朝起きて見ると、小鳥の姿はもう見えなくなっている。上厠じょうしして戻ってきたとたんに、消えてなくなっていたこともあった。
庭の眺め (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
しにまいるとは申し兼ねます、また上厠じょうしなど致すばあいでございましても
明暗嫁問答 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)