“東厠”の読み方と例文
読み方割合
べんじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は白娘子を一眼見てからたちまちその本性を現わした。白娘子が東厠べんじょへ往ったことを知ると、そっと席をはずして後からつけて往った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白娘子が東厠べんじょへ往ったことを知ると、そっと席をはずして後からつけて往った。そして、花のような女のその中にいることを想像してそっと内へ入った。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
老実な方だと云いましたが、どうしてそうじゃありませんよ、私が東厠べんじょへ往ってると、後からつけて来て手籠てごめにしようとしたのです、ほんとにいやな方ですよ
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)