“東雲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しののめ75.0%
しのゝめ19.1%
とううん2.9%
あけぼの1.5%
シノノメ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“東雲”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
兆民は前年の暮に保安条例にって東京をわれ、大阪東雲しののめ新聞社の聘に応じて西下する途次、静岡には来たのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
夜半から、はじまった仙公騒動であったから、もう黎明近かった。やがて、東雲しののめがうすぼんやりと、淡色を彩った。
純情狸 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
海戰かいせん午前ごぜん三十ぷんはじまつて、東雲しのゝめころまでをはらなかつた。
こと今朝けさ東雲しのゝめたもと振切ふりきつてわかれやうとすると、お名残なごりしや
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(其頃二十四歳の光雲先生は、あまりの痛ましさに師の東雲とううん先生を説いて、その中から名作わずかに五体だけを買い取ったということなども、その本の中に書いてある筈です)
「お前の名前のことについてであるが、今後はお前も一人前となることゆえ、名前が幸吉こうきちではいけない。彫刻師として彫刻の号を附けねばならぬ。ついては、お前の幼名が光蔵みつぞうというから、その光に、わたしの東雲とううんの雲の字を下に附けて光雲としたがよろしかろう。やっぱり幸吉のコウにもかよっているから……」
忽ち、宝蔵の屋根を越え、月も星も見えぬ夜の空の、数丈すうじょうの高さに昇ると見る間に、今まで朦朧たるその人影は、煙火えんかごとにじの如く、燦々さんさんたる光を纏うと共に、紫匂う振り袖に、東雲あけぼの染めの袴を穿き、したたるような若衆髷わかしゅわげの、若衆の姿が現われた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)