“俄拵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にはかごしら50.0%
にわかごしら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝台ねだいへ疲れた身体からだを横たへながら、街街まち/\の広場の俄拵にはかごしらへのはやで奏して居る音楽にれて多数の男女なんによが一対の団を作りながら楽しさうに踊つて居た事などを思つて、微笑ほゝゑんで居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
……式の最初、住吉もうで東雲しののめに、女紅場で支度はしたが、急にお珊が気が変って、やしろへ参らぬ、と言ったために一人俄拵にわかごしらえに数をやした。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)