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俄分限
ふりがな文庫
“俄分限”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にわかぶげん
60.0%
にはかぶんげん
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にわかぶげん
(逆引き)
宿屋の亭主の
情
(
なさけ
)
を受けて今の始末、
素
(
もと
)
より
悪性
(
あくしょう
)
のお國ゆえ
忽
(
たちま
)
ち思う
様
(
よう
)
、此の人は
一代身上
(
いちだいじんしょう
)
俄分限
(
にわかぶげん
)
に相違なし、此の人の云う事を聞いたなら悪い事もあるまいと得心したる故
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今まで貧乏だった親類縁者が
忽
(
たちま
)
ちにして
俄分限
(
にわかぶげん
)
となり、みじめだった曲馬団の踊子、活動女優、女歌舞伎達は、この島では日本一の名優の様に好遇され、若い文士、画家、彫刻家、建築師達は
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
俄分限(にわかぶげん)の例文をもっと
(3作品)
見る
にはかぶんげん
(逆引き)
それがある時、其頃の村の
俄分限
(
にはかぶんげん
)
の山田といふ老人に、貴様も好い
年齢
(
とし
)
をして、いつまで村の衆に厄介を懸けて居るといふ事もあるまい。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
無賃で天国へまでも
往
(
ゆ
)
ける筈の博愛社長にとつて、
桑港
(
シスコ
)
行きの二等船賃は決して軽い負担ではなかつた。だが、小橋氏は久し振に
俄分限
(
にはかぶんげん
)
の
同胞
(
きやうだい
)
を訪ねるやうな、晴々しい気持で船に乗込んだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
俄分限(にはかぶんげん)の例文をもっと
(2作品)
見る
俄
漢検準1級
部首:⼈
9画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
限
常用漢字
小5
部首:⾩
9画
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