“桑港”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
サンフランシスコ73.2%
シスコ12.2%
そうこう4.9%
フリスコ2.4%
さうかう2.4%
さうこう2.4%
サン・フランシスコ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
◯モロトフ氏、急いで桑港サンフランシスコ会議より引揚げ、モスクワに帰る。イーデンはまだうろうろしている様子だが、これもいずれ帰るであろう。
海野十三敗戦日記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「どっかへフッ飛んじゃったい。船長おやじ晩香坡バンクーバからさけかにを積んで桑港シスコから布哇ハワイへ廻わって帰るんだってニコニコしてるぜ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
費府ひふは、桑港そうこうに次で市政の紊乱びんらんせる所であった、ぜソウなったかというに、費府はクエーカー宗の人々の建てた市で、クエーカー宗ではおのれをただしくすということに重きを置くものだから
人格を認知せざる国民 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
桑港フリスコの夜、船から降りたった波止場のはずれに、ガアドがあって、その上に、冷たくかかっていた、小さく、まんまるい月も忘れられません。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
りくはうると、いつしかふねみなと目近まぢかすゝんで、桑港さうかう町々まち/\はついはなさきえる。我等われらとまるべきフェアモント・ホテルはたかをかうへつてる。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
数十年の前まで、一葉の扁舟さへ見難かりし太平洋は、今や万国商業の湊合そうがふする一港湾となり、横浜の埠頭ふとう桑港さうこうの金門を繋ぐ一線は、実に世界の公路となれり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「リオとサン・パウロ……行きがけに、シアトルと桑港サン・フランシスコでもやる予定です」
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)