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シスコ
ふりがな文庫
“シスコ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
桑港
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桑港
(逆引き)
無賃で天国へまでも
往
(
ゆ
)
ける筈の博愛社長にとつて、
桑港
(
シスコ
)
行きの二等船賃は決して軽い負担ではなかつた。だが、小橋氏は久し振に
俄分限
(
にはかぶんげん
)
の
同胞
(
きやうだい
)
を訪ねるやうな、晴々しい気持で船に乗込んだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
赤いモスコー、四角い
伯林
(
ベルリン
)
、酔うがミュンヘン、歌うが
維納
(
ウインナ
)
、躍る
巴里
(
パリー
)
や居眠る
倫敦
(
ロンドン
)
、海を渡れば自由の
亜米利加
(
アメリカ
)
。女の市場がアノ
紐育
(
ニューヨーク
)
じゃ。
桑港
(
シスコ
)
の
賭博
(
ばくち
)
よ。
市俄古
(
シカゴ
)
の酒よと。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
……ところがこのハドルスキーは、嘗て
桑港
(
シスコ
)
のホテルで同室した際に、この
曙
(
あけぼの
)
新聞を私の鞄の底から引き出して、不思議そうに眺めまわしているのを、鍵穴から覗いて見た事がある。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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