“巴里”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
パリ50.8%
パリー37.6%
パリイ7.8%
ぱり1.9%
ぱりー1.2%
パリス0.4%
パリージ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“巴里”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆2.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
十九世紀の、巴里パリの文人たちの間に、愚鈍の作家を「天候居士てんこうこじ」と呼んで唾棄だきする習慣が在ったという。
乞食学生 (新字新仮名) / 太宰治(著)
我我の姉妹たるお菊さんだの或は又お梅さんだのは、ロテイの小説を待つたのち巴里パリの敷石の上をも歩むやうになつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
頃日このあひだ亡くなつた岩村透だんは、平素ふだんから自分を巴里パリー仕立したての結構な美術家だと信じてゐた。
巴里パリー輸入の絵葉書に見るが如き書割裏の情事の、果してわが身辺に起り得たか否かは、これまたここに語る必要があるまい。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
地方から東京へ初めて出た人が須田町の踏切でうろうろするのは巴里パリイに比べると余程よほど呑気のんきである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
倫敦ロンドンの霧は陰鬱だと聞くが、冬曇ふゆぐもりの続く巴里パリイではかへつてこの霧が変化を添へて好い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
私がまだ巴里ぱり画生がせいをしていた時分は、一緒に部屋借りをしていたのは、布哇はわい生れの米国人であった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
私はこの男と共に、巴里ぱり一寓いちぐうに住まって、朝夕皿を洗ったり、煮物をしたりして、つまり二人で自炊生活を営んでいたのであった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
夜遅く巴里ぱりーの裏通を歩いてゐると、一種独特な臭気が、何処からともなく鼻をついて来る。それが多くは、冬または冬に近い季節の夜である。
風邪一束 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
十一時頃に藤の裏葉を書いてしまつて、それから巴里ぱりーへ送る手紙を書いた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ああ笛鳴る思ひいづるはパノラマの巴里パリスの空の春の夜の月
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我は巴里パリージのとある屠戸にくやの子なりき、昔の王達はやみなかくれて、灰色の衣を着る者獨り殘れるのみなりし頃 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我彼に曰ふ。あゝ汝はアゴッビオのほまれ巴里パリージにて色彩しきさいとなへらるゝわざの譽なるオデリジならずや。 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)