巴里ぱりー)” の例文
夜遅く巴里ぱりーの裏通を歩いてゐると、一種独特な臭気が、何処からともなく鼻をついて来る。それが多くは、冬または冬に近い季節の夜である。
風邪一束 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
私は桃を寝させてからまた仕事をしだした。十一時頃に藤の裏葉を書いてしまつて、それから巴里ぱりーへ送る手紙を書いた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
米国人は一人が百二十ほどを使い仏蘭西ふらんす巴里ぱりーでは一人で二百五十個を使う勘定です。一つは富の程度が違うからですが一つは外国に家庭の養鶏という事がさかんなためです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)