“巴里府”の読み方と例文
読み方割合
ぱりふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腐敗くさり易き盛りと云いことに我国には仏国巴里府ぱりふルー、モルグにる如き死骸陳列所の設けも無きゆえ何時いつまでも此儘このまゝに捨置く可きに非ず
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
修めて最早もはや卒業せんとせし頃(時に余が年二十三)余は巴里府ぱりふプリンス街に下宿したるが余が借れるの隣のへやに中肉中背にて髭髯くちひげ小綺麗こぎれい剃附そりつけて容貌にも別に癖の無き一人の下宿人あり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)