“剃附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そりつ50.0%
そりつけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としは源助より大分わかいが、仔細しさいも無かろう、けれども発心をしたように頭髪をすっぺりと剃附そりつけた青道心あおどうしんの、いつも莞爾々々にこにこした滑稽おどけた男で、やっぱり学校に居る、もう一人の小使である。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
修めて最早もはや卒業せんとせし頃(時に余が年二十三)余は巴里府ぱりふプリンス街に下宿したるが余が借れるの隣のへやに中肉中背にて髭髯くちひげ小綺麗こぎれい剃附そりつけて容貌にも別に癖の無き一人の下宿人あり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)