“在”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.3%
9.5%
いま8.9%
おわ7.4%
ざい7.0%
いで4.5%
2.5%
1.9%
いら1.7%
あっ1.5%
(他:52)9.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“在”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸80.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
チェイン・ローは河岸端かしっぱたの往来を南に折れる小路でカーライルの家はその右側の中頃にる。番地は二十四番地だ。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
王の黄埃こうあい天にみなぎるの中にって馳駆奔突ちくほんとつして叱咜しった号令せしの状、察すきなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「ご無事でおでられたとは、さてさてめでたい。実は、ほのかに、おうわさを聞き、生死のほども案じておりましたが」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殊に旦那と一緒に暫らく欧羅巴にらしつたから、毛唐の言葉も達者で黄鳥うぐひすのやうな声でベラ/\お咄しなさる。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
わがもとめはむなしからず、予はわが深き至情の宮居にわが神いましぬと感じて幾たびか其の光明に心をどりけむ。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
又子の方より言えば仮令たとい三十年二十五年以上に達しても、父母いますときは打明け相談して同意を求むるこそ穏なれ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
昔仏王舎城おうしゃじょうおわせし時、六群比丘、獅虎豹豺あぶらを脚に塗り象馬牛羊驢の厩に至る。
「人違いじゃ。人違いして斬りつけたのでおざる。——まったく、夜目の眼違い。手前の意趣ある者と、余りようお姿が似ておわすので」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕の生れた町には川らしい川もないが、町から一里ほど離れたざいに入ると、その村はずれには尾花おばな川というのがある。
水鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これはM君の話である。M君は学生で、ことしの夏休みに静岡ざいの倉沢という友人をたずねて、半月あまりも逗留していた。
西瓜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御自分じゃちゃんとしておいで遊ばすのでございましょうけれども、どうやらお心がたしかじゃないようにお見受申します。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「でも、わたくしは誠に参りにくいので御座いますよ、何だかお話が大変込入つておいでのやうで御座いますから」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あまりのむごたらしさに皇后は、顔色もなくおしたが、舟がすすむにつれ、風浪も烈しく、いよいよ生ける心地もなかった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは、毛利冠者かんじゃ頼隆と申されて、あなた様の亡父ちち義朝公の伯父君にあたるお方の遺子わすれがたみでおせられる」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「無礼すな。これにわすは、御台所の政子の方様である。伊豆の秋戸の里よりお渡りあって、今この鎌倉へお着きなされたところだ」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現世うつしよは めでたきみ代ぞ たひらけく 微笑ゑみはせな 百済くだらみほとけ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
筆「其のは頭巾を被っていらっしゃいましたからお顔は覚えませんがお声で存じて居ります、頂いたに相違ございません」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ほんとにねエ、いらしつたからとて、れと云ふ別段のことあるでも無いのだけれど」と、兼吉の老母も首肯うなづきつ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
専門の学者にあっては活用し得ざる智識また必要ならんも、普通教育に於てはしからず、世間往々学者の常識欠乏せるを言う。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
早晩予も形体は無きに至るも、一双の霊魂は永く斗満の地上にあって、其さかんなるを見てたのしまん事を祈る。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
「あれあ神主がいう高天たかまが原たい。高天が原に神づまりしますかむろぎ、かむろぎのみこと——オ……」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかもその誓約は日本でいえば弓矢八幡、八百万やおよろずの神々というが如く天にします神の御名おんなに於て厳格に約束したのである。
下等士族のはいが上士に対して不平をいだ由縁ゆえんは、もっぱら門閥虚威きょいの一事にあり
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
第十一条 子女も亦独立自尊の人なれども、其幼時にありては、父母これが教養のせめに任ぜざるべからず。
修身要領 (新字旧仮名) / 福沢諭吉慶應義塾(著)
我に曰ふ。汝は汝が天にあるを知らざるや、天は凡て聖にして、こゝに爲さるゝ事、皆熱き愛より出るを知らざるや 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
仮にもし、独逸人は飲料水の代りに麦酒ビールを飲むさうだから我々もさうしようといふやうな事……とまでは無論行くまいが、些少でもそれに類した事があつては諸君の不名誉ではあるまいか。
弓町より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「天にまします神よ、助けたまえ……」顔の下半部に白いもののはえている一つが、頭を上げ、嘔吐を催しつつ、途切れ途切れにいうのであった。
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
その中の回々ふいふい教の伝道師は、ひときわ声高く、「天にましますアラアの神よ! どうぞこの、罪なき部落の民を助け給え。」と、狂人のように天を礼拝し、泣くがごとく祈祷する。
伯母御様をばごさまは御達者であらつしやりまするか、永らく御目通りも致しませぬが——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
こひ」の玉座ぎよくざは、さはいへど、そこにしもあらじ、そらとほく、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
何れ劣らぬ梅桜、世にもしほらしき人達にておはせば、婦人室は尤も似つかはしく、何事をか語らひて居たまひけん。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
御胎内の尊きにておはすひりをの若君を我等にあらはし玉へ
信州小室こむろぜえに友達が行って居りますから無心を云おうと思いまして参ったのでごぜえますが、途中で災難に遭い
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「相州小田原ぜえでごぜえますだアよ」
この国の仏教守護の神々も我が誠心の願望を納受ましまして、ここに止まって仏道を修行することを許されて居るのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その真実の精神は仏陀ぶっだ感応かんのうましまして、この誰もが入り難い厳重なる鎖国さこく内に到達して、今日まで仏教を修行することが出来たのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
『オヤ!』とつてあいちやんは、『——何處どこ公爵夫人こうしやくふじんがおでになるの?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
御機嫌ごきげん如何いかゞらせられますか、陛下へいかよ!』公爵夫人こうしやくふじんひく脾弱ひよわこゑでおうかゞ申上まをしあげました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
——白楽天はくらくてんのことば——行路カウロノ難ハ山ニモアラズ水ニシモアラズ、タダ人情反覆ハンプクノ間ニリ——という事実を人々はのあたりに見たことだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豆ハ釜中フチユウリ泣ク
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ワカ殿、サキガケニオセバ、軍中、何トナク、重キヲナシ、卒伍ノ端々ハシバシマデモ心ヲ安ンジケリ
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花山院の兼雅かねまさへ嫁いだ一女なども“——コノ御台所ハ御眉目モ美シウ情モ深クオハシケル上ニ、タグヒナキ絵書キニテゾ、オシケル——”と見えるし、また六番目の女は、七条信隆の室で“——歌詠ミ、絵ヲ書キ、アクマデ御心ニ情、オシマス人ナリ”とある。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さう云ふやうなお方がおあんなさらなければ、……私貴方にお願があるのでございます」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それとも貴方ほかにお約束でも遊ばした御方がおあんなさるのでございますか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
世におはしし時は、花やかなる有さまにて有べきが、昨日は今日に引かはり、白き出立いでたちの外はなし、若君姫君をお乳人めのとにも、はやそひまいらせず、御母おやの膝の上にいだき給ひしに、何心もなく
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「柴田殿のおおせ御尤のようではあるが、信孝殿御利発とは申せ、天下をお嗣参らせる事は如何いかがであろう。信長公の嫡孫三法師殿のおわしますからには、この君を立て参らせるのが、最も正当であると存ずるが、如何であろう」と。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
去年こぞより法皇を押籠おしこめ奉るさへあるに、明君めいくんの聞え高き主上しゆじやうをば、何のつゝがもおさぬに、是非なくおろし參らせ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
此の冷泉に如才じよさいは露なけれども、まだ都慣れぬ彼の君なれば、御身が事可愛いとしとは思ひながら、返す言葉のはしたなしと思はれんなど思ひ煩うておすにこそ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「阿母さんがあん畜生ちきしようの家を焼いて、夫婦とも焼死んだのは好い肚癒はらいせぢやあるけれど、一旦私の躯に附いたこの疵は消えない。阿母さんも来月はすうさんが来てくれると言つて、朝晩にそればかりたのしみにしてゐなすつた……のだし」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それこそ、御妻君がゐらつしやるのですから、余り頻繁しげしげ上りますと……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「あ、まだゐらしつたのですか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
神は御嶽オタケに常在するのではないが、神聖視する所から、いつでもイマす様に考へられもする。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)