“別火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べつくわ50.0%
べつび50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中央ちゆうあうはたたつる、これ御機屋おはたやとなへてかみいますがごとく畏尊おそれうやまひ、織人おりてほか他人を入れず、織女おるをんな別火べつくわしよくし、御機おはたにかゝる時は衣服をあらため、塩垢離しほこりをとり、てあらひくちそゝぎこと/″\くきよ
ところで御註文を格別のあつかいだ。今日だけはほかの剃刀を研がねえからね、仕事とや、内じゃあ商売人のものばかりというもんだに因って、一番不浄よけ別火べつびにして、お若さんのを研ごうと思って。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)