“織女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりめ44.4%
しょくじょ22.2%
おるをんな11.1%
アヤハトリ11.1%
ヴェガ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢土から来た織女おりめ縫工女ぬいめが、そんなことを遊戯にやったかどうかは知らんが、遊戯はどこまでも遊戯で、武術ではない。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが動機になって子供は空のよくはれた晩には時々星座図を出して目立った星宿せいしゅくを見較べていた。その頃はまだ織女しょくじょ牽牛けんぎゅうは宵のうちにはかなりに東にあった。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その中央ちゆうあうはたたつる、これ御機屋おはたやとなへてかみいますがごとく畏尊おそれうやまひ、織人おりてほか他人を入れず、織女おるをんな別火べつくわしよくし、御機おはたにかゝる時は衣服をあらため、塩垢離しほこりをとり、てあらひくちそゝぎこと/″\くきよ
星座図にある「変光星」というのは何かという疑問も出た、私は簡単な説明をしてやってちょうど見えていた「織女ヴェガ」のすぐ隣のベータ・ライラの面白い光度の変化を注意させた。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)