“食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
23.9%
20.9%
17.1%
くら13.5%
あが3.8%
しょく2.8%
たべ2.3%
しよく1.9%
じき1.8%
1.3%
1.0%
くわ0.8%
0.7%
くい0.7%
たう0.6%
0.6%
めし0.6%
0.5%
くっ0.4%
くは0.4%
0.3%
0.3%
くひ0.3%
ぐい0.3%
0.2%
くお0.2%
くふ0.2%
ぐひ0.2%
とう0.2%
0.2%
をし0.1%
0.1%
あさ0.1%
いただ0.1%
かて0.1%
くへ0.1%
くれ0.1%
くろ0.1%
ぐら0.1%
ころ0.1%
したた0.1%
0.1%
0.1%
はみ0.1%
はん0.1%
めせ0.1%
をす0.1%
0.1%
0.1%
ヲセ(?)0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おばあさんは、たまが、やんまをべたからしかったと、おはなしをしました。すると、光子みつこさんは、おばあさんのかおて、
やんま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おい、かあさん、これはとてもうまいぞ!、もっともらおう!」といったが、べればべるほど、いくらでもべられるので
たちは長い間、汽車にられて退屈たいくつしていた、母は、私がバナナをんでいる傍で経文をしながら、なみだしていた。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
後から聞いたところによると、妙子さんはその前の日に清之介君の机辺きへんを片付ける時、書棚からみだしていた当用日記に注意を惹かされた。
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
おまけに其處そこには、馬蠅うまばへが一ぴき、わたしの足音あしおときこえないやうに、べつたりひついてりましたつけ。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
もしまたるならば、みづ此瓶このびんれててよとうた。サイダやビールでは米飯めしへぬからである。
その狼藉ろうぜきの鼻を田山白雲に取っつかまって腰投げをくらい、完全に抑え込まれてから、銚子の黒灰の素人相撲しろうとずもうでは連戦連勝を
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
或は器具製造に從事じうじし、日中のときつひやしたる後、各〻又我が火焚き塲の傍にあつまり座して且つだんじ且つくら
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
おくみは馴れない手附をして、なかば冷くなつた紅茶を飲みながら二人のお話を聞いてゐた。青木さんはサンドヰッチを一つ二つおあがりになる。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「ほれ、姉さん達、駄菓子だが一つあがりなさい。」と言う。中から「あれ、すみません。」と言って、二人の娘がはしゃいだ声を立てた。男は、
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
數「しかわしが顔を御覧があってから、大きにお力が附いて大分に宜しいと、ことほかお悦びでおしょくも余程進むような事で」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かれは知りたいと思っていた遭難当時の模様がいま三千夫の口からもれてくるので、まるでえた者がしょくをもとめるようなさわぎであった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
出立をいたす事が出来ませんから、仕方なしに正午過ひるすぎまで待って居りまして、午飯ひるはんたべるとたちまちに空が晴れて来ましたから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ええ、ええ、たいへんでしたわ。おいしいおいしいってたべてしまってから、たねをあかすと、うがいをなさるやらなにやら——」
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
いま山中さんちゆうむ熊とは違つて、北海道産ほつかいだうさんで、うしても多く魚類ぎよるゐしよくするから、毛が赤いて。
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
幼君えうくんいたきようたまひ、「なんなりともかなひたるを、あくまでしよくすべし」と強附しひつけ/\
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——藤房、季房も、三日までは、口中のじきも断ちければ、足たゆみ、身疲れて、今は、いかなる目に逢ふとも、逃げぬべき心地もせざりければ……。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鄔陀夷曰く姑の過ちでない、彼の両乳の間および隠密処に黒黶くろぼくろと赤黶と旋毛つむじ、この三の暴悪相があるからだと教えじきを受けて去った。
ひるくらきこの苔寺にかくろひてかゆしけむ岩倉具視(岩倉贈丞国は文治二年九月十五日難を避くるため姿を変じてこの寺にかくる)
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
うつせみのいのちしみなみ伊良虞いらごしま玉藻たまもす 〔巻一・二四〕 麻続王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
食われて蟹が嬉しがりそうな別嬪べっぴんではありませんが、何しろ、毎日のように、昼ばたごから——この旅宿やどの料理番に直接じか談判で蟹をります。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「うむ、毎日つてるが、今日でもう卅も食つたかな。お蔭で顔もこんなに若くなり泥的もすつかり巧くなつたよ。」
「へ、野暮な事を聞くもんだ。相変らずうめえものをくわしてやるのよ。黙って入物を出しねえな。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のまくわずですじかいに障子へ凭れかゝって居るので、婢はしきりに話懸けて自分から笑って見せたが、一向返しの詞がないのにぐね、誰か呼びにお遣り遊ばすのと云うを、貞之進は望む所と障子を離れたが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
——蛾次郎、それをかきあつめては、毎日、卜斎の家を留守るすにして、野天のてん芝居しばいをみたりいに日をらしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それと同じなのは、幕末頃に生きてゐた何とか三郎といふ男で、悪物ひで評判を取つた程あつて、女房の叔母が亡くなると、火葬にして、その灰をアスピリンか何ぞのやうにすつかり嚥み下してしまつた。
どれも、くいものという形でなく、菜の葉にまれちょうひとしく、弥生やよいの春のともだちに見える。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
パパの鋸楽師のこがくしと、ママンのマギイばあさんが珍らしそうに英語名前のくいものを食っている間にかわり立ち代りものはわなの座についた。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
やう/\女神エジエリアの洞にたどり着きて、われ等は朝餐あさげたうべ、岩間より湧き出づる泉の水に、葡萄酒混ぜて飮みき。
されども慈悲もある人の、生きたと見てはとてもたうべはせまいとて、息を殺しをつぶってゐられたぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おやのげあせんのをしいなんち野郎やらうしたつてまをひらつとも、らだら立派りつぱてゝせらな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「ヨーギ。天王寺さ行って、糯米もちごめ買ってうちゃ。あんつあんさ、百合ゆりぶかしでもしてせべし。」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
小供のみではない、下女はただ三度のめしを、台所のすみに置いてやるだけでそのほかには、ほとんど構いつけなかった。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
旅で隨分延びた髮を五分刈りに刈らせ、入浴して來てから、義雄は夕飯に初めて自分の下宿屋のめしを喰つた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
寂照は「あな、とうと」と云いて端然たんねんり、自他平等利益りやく讃偈さんげを唱えて、しずかに其処を去った。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
子曰く、賢なるかな回や、一箪いったん一瓢いっぴょういん陋巷ろうこうにあり。人は其の憂いにえざらんも、回は其の楽しみを改めず。賢なるかな回や。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
僧はよろこんで一ツくったが、奈何いかにも不思議、気分が平常に復してサッサッと歩いて無事に登山が出来たと話した事があった、此処ここは妙なところで馬でも何でも腹が減ると
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
たとい帳面づらは細君の説明を聴いて解るにしても、実際月にさかなをどれだけくったものか、または米がどれほどったものか、またそれが高過ぎるのか、安過ぎるのか、更に見当が付かなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
新太郎は以前もみぢの料理場で手つだひをさせながら、けんつくをくはした上田といふ料理番にも、おかみさんや旦那にも、また毎晩飮みに來たお客。
羊羹 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
めしくはせろ!』と銀之助は忌々いま/\しさうに言つて、白布はくふけてある長方形の食卓の前にドツカとはつた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
かれその御子を、その大神の宮ををろがましめに遣したまはむとする時に、誰をたぐへしめばけむとうらなふに、ここに曙立あけたつの王うらへり
『あれ、これが、欲しいんでございますか。これは、坊ッちゃまのがるような物じゃございませんよ。オヤ、お泣きなさいますね。じゃ、置いて参りましょう。玩具おもちゃになさいましよ』
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また同国楯縫たてぬい沼田ぬた郷に付きても、昔宇乃治比古命うのちひこのみことがニタの水を乾飯ほしいいにかけて食わるるとて、にたにしまさんと言われしゆえ、ニタと言うべきを今はヌタと言うとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
けだものの子は生れながらにものをすべしりたればうらがなしかり
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
江戸児えどつこは……くひものには乱暴らんばうです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
くひしん坊の同志会の胃の腑。
こすいものにはだまされ、家禄放還金の公債もきあげられ、家財を売りぐいしたり、娘を売ったり、やり一筋の主が白昼大道にむしろを敷いて、その鎗や刀を売ってその日のかてにかえた。
いかものぐいの大腕白、かねて御殿山の梟を生捕って、雑巾にくるんで、暖炉にくべて丸蒸を試みてから名が響く、猫を刻んでおしゃます鍋、モルモットの附焼、いささか苦いのは、試験用のかわずの油揚だと云う、古今の豪傑
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今では、すをふの古語の様に思うて居るが、さうではない。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
すからヲサめる、といふ語が出た事は、疑ひのない事である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
全たく思案に暮れたが、然し何とか思案を定めなければならぬ。日は暮れかかり夕飯ゆうめし時になったけれど何をくおうとも思わない。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
矢張やっぱり馬鹿サ、初から君なんかの柄にないんだ、北海道で馬鈴薯ばかりくおうなんていう柄じゃアないんだ、それを知らないで三月も辛棒するなア馬鹿としか言えない!」
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
悍悪かんあくの事に狼の字をいふもの○残忍ざんにんなるを豺狼さいらうの心といひ○声のおそろしきを狼声らうせいといひ○どくはなはだしきを狼毒らうどくといひ○事のみだりなる狼々らう/\反相はんさうある人を狼顧らうこなきを中山狼○ほしいまゝくふ狼飡らうざんやまひはげしき狼疾らうしつといひ○狼藉ろうぜき狼戻らうれい狼狽らうばいなど
悍悪かんあくの事に狼の字をいふもの○残忍ざんにんなるを豺狼さいらうの心といひ○声のおそろしきを狼声らうせいといひ○どくはなはだしきを狼毒らうどくといひ○事のみだりなる狼々らう/\反相はんさうある人を狼顧らうこなきを中山狼○ほしいまゝくふ狼飡らうざんやまひはげしき狼疾らうしつといひ○狼藉ろうぜき狼戻らうれい狼狽らうばいなど
どんな場合でもぬすぐひはうまいものであるが、とりわけ学者が気むつかしい顔をしてゐる隣りのへやでする盗み食はまた格別のものである。
一体男といふものは、方々で色々とかくぐひをする癖に、女房かないや子供にだけはそんな真似はさせまいとしてゐる。
されども慈悲じひもある人の、生きたと見てはとてもとうべはせまいとて、息を殺しをつぶっていられたじゃ。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
おのずからなる石の文理あやの尉姥鶴亀なんどのように見ゆるよしにて名高き高砂石といえるは、荒川のここの村に添いて流るるあたりの岸にありと聞きたれば、昼餉ひるげとうべにとて立寄りたる家の老媼おうなをとらえて問いただすに
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
遠い代の昔語り。耳明らめてお聴きなされ。中臣藤原の遠つおやあめのおしくもね。遠い昔の 日のみ子さまのおしのいひとみ酒を作る御料の水を、大和国中くになか残る隈なく捜し蒐めました。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこより入りでまして、悉に荒ぶる蝦夷えみしども一四を言向け、また山河の荒ぶる神どもを平け和して、還り上りいでます時に、足柄あしがらの坂もとに到りまして、御かれひきこす處に、その坂の神、白き鹿になりて來立ちき。
ここに御室樂みむろうたげせむと言ひとよみて、をし物をけ備へたり。
また筑紫の末羅縣まつらがたの玉島の里に到りまして、その河の邊に御をししたまふ時に、四月うづき上旬はじめのころなりしを、ここにその河中の磯にいまして、御裳の絲を拔き取り、飯粒いひぼを餌にして、その河の年魚あゆを釣りたまひき。
今では、すをふの古語の様に思うて居るが、さうではない。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
すといふのは、ふの敬語である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
あげしほひて、はやあさる。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「いいえ。」と女が答えた。「舟の中で沢山種々いろんなものをいただきましたから。」
湖水と彼等 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
霜はましらかてうば
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
演説や新聞で飯のくへるものぢや無い、れからの世の中は金だからつてんでネ、御馳走ごちそうはする、贅沢ぜいたくはして見せる、其れに貴郎、やもめと云ふ所を見込んでネ、丁度俳優やくしやとドウとかで、離縁されてた大洞の妹を山木さんにくつ付けたんですよ、ほんたうにまア
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
はあお前さん、うも貴方の様に人柄の優しい人と喧嘩をするとは馬鹿な野郎で、大方くれよって居たのでございましょう、子供の時分から喧嘩早けんかッぱようございまして、番毎ばんごと人にきずを付け
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
また昔時せきじシナのきさきが庭園を散歩し、ももじゅくしたのを食い、味の余りになりしに感じ、独りこれをくろうに忍びず
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
お前さん大ぐらいだろうから、それじゃ足りない、これもあげるから持ってお行き。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
それより以前にも、垂仁紀すいにんきを見ると、八十七年、丹波たんばの国の甕襲みかそと云う人の犬が、貉をころしたら、腹の中に八尺瓊曲玉やさかにのまがたまがあったと書いてある。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まず茶が出てすぐに飯。そこそこにしたためて煙草たばこを飲む、茶代をはずみ宿賃を払い門口の気勢けはいに耳を澄ますと「お立ち」という大勢の声。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「彼は孔のやうにむ」
不器用な天使 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
——道々の在々所々の庄屋、大百姓ども召寄せられ、馬のはみをば合せぬかにせよ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高い男と仮に名乗らせた男は、本名を内海文三うつみぶんぞうと言ッて静岡県の者で、父親は旧幕府に仕えて俸禄ほうろくはんだ者で有ッたが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
めせとすすめめぐりてとぼしたる火もきえぬべく人つきあたる
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
次に月讀の命に詔りたまはく、「汝が命はをす二〇を知らせ」と、言依さしたまひき。
不憂一箪食 憂ひず一箪の
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
是をヒロむ間に、逃出でますを、猶追いしかば、亦た其右のみみづらに刺させる湯津津間櫛ユツツマグシを引き闕ぎて、投げ棄て給えば、乃ちタカムナなりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
ヲセ(?)と すゝめゝぐりて、とぼしたる火もきえぬべく、人突きあたる﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)