“ク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
15.4%
15.4%
11.5%
7.7%
7.7%
К3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふ所にくるというたりしたい様な気がするのでもあらうか。
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
」「」「」「フエ」「越え」「見え」「栄え」「え」等の「え」には延曳叡要など(乙)類の文字を用いて(甲)類の文字を用いることなく、その間の区別が厳重である。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
磐石をりて磴とす散紅葉
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
是に其ミメ須勢理毘売命、蛇の比礼ヒレを其夫に授けて、申し給わく、其蛇わんとせば、此比礼を三度振りて、打ハラい給えと詔給う。故教のごとし給いしかば、蛇自ら静りし故に、やすく寝給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
まざ/″\と 地上にえし○○○のおびたゞしきに、心うたれつ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
ВОКСの二階にノヴァミルスキーを訪ねると、彼の机のわきにまだ若い一人の日本の男が腰かけていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ВОКСは、こういう人にモスクヷ滞在の便宜をはかる、組織であるはずなのだ。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
無言のぜつ、怨嗟の流れ、其ほど美しく歌舞妓の世界にとり上げられ、弄ばれ、洗ひ上げられ、身につまされる力を持つて来たながし目の響きである。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
アメ日矛ヒホロの持ち帰りし浪振比礼ナミフルヒレ浪切ナミキル比礼、臣津野オミツヌ命の国作りの神話、猿田彦神の神話に見ゆる比良夫貝ヒラフガイ及び海鼠ナマコ櫛八玉クシヤタマ神の鵜に化して、海底のハニい出でたる、素盞嗚尊の浮宝ウキタカラを作りし
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
猶又ナオマタ、無用ノ者、入ルベカラザル事。オカサバ、コラシメニ会ワン。ユルナカレ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
都の姫の事は、子古の口から聴いて知つたし、又、京・難波の間を往来する頻繁な公私の使ひに、文をことづてる事は易かつたけれども、どう処置してよいか、途方にれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……馬嘶ウマイナヽイテ白日ハクジツルル
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
曼珠沙華えたる門をつくろはず
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
「まぶいみ」と言つて、まぶいを体に籠めると言ふので、色々な石を拾つて来て、ゆたと言ふ者に石を与へることに依つて、まぶいが這入ると言うてをります。
国語と民俗学 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
スベテノゲンタダシク、スベテノゲンウソデアル。所詮ショセンイカダウエンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、キミモ、ワタシモ、ソレカラ、マタ、林氏ハヤシシハゲシク一様イチヨウナガサレテルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
若ければ、火ぶせの舞ひの 榾の火をゑはらゝかし、たのしかるらし
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
すといふのは、ふの敬語である。今では、すをふの古語の様に思うて居るが、さうではない。食国ヲスクニとは、召し上りなされる物を作る国、といふ事である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)