)” の例文
がら/″\と、岩のえる響き。——ちようど其が、此盧堂の真上の高処タカに当つて居た。こんな処に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
」「」「」「フエ」「越え」「見え」「栄え」「え」等の「え」には延曳叡要など(乙)類の文字を用いて(甲)類の文字を用いることなく、その間の区別が厳重である。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
一樣にうなされて、苦しい息をついてゐると、音はそのまゝ、眞下へ/\、降つて行つた。がら/\と、岩のえる響き。——ちようど其が、此廬堂の眞上の高處タカに當つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
一樣にうなされて、苦しい息をついてゐると、音はそのまゝ、眞下へ眞下へ、降つて行つた。がら/″\と、岩のえる響。——ちようど其が、此廬堂の眞上の高處タカに當つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)