“大崩崖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホナギ60.0%
おおなぎ20.0%
おほなぎ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ。ようべの音は、音ばかりで、ちつとも痕は殘つて居なかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
がらがらと、岩のえる響き。——ちょうど其が、此盧堂の真上の高処たかに当って居た。こんな処に道はない筈じゃが、と今朝起きぬけに見ると、案の定、赤岩の大崩崖おおなぎ
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
どどどと云ふ響き。——ちようど其が、此廬堂の真上の高処たかに当つて居た。こんな処に道はない筈ぢやがと、今朝起きぬけに見ると、索のぢやう、赤土の大崩崖おほなぎ
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)