大崩崖おおなぎ)” の例文
がらがらと、岩のえる響き。——ちょうど其が、此盧堂の真上の高処たかに当って居た。こんな処に道はない筈じゃが、と今朝起きぬけに見ると、案の定、赤岩の大崩崖おおなぎ
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)