大崩崖オホナギ)” の例文
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ。ようべの音は、音ばかりで、ちつとも痕は殘つて居なかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ。ようべの音は、音ばかりで、ちつとも痕は殘つて居なかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
がら/″\と、岩のえる響き。——ちようど其が、此盧堂の真上の高処タカに当つて居た。こんな処に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)