“烈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はげ95.5%
はげし2.4%
ひど0.6%
はげしき0.4%
れつ0.4%
は0.2%
ひ0.2%
ハゲ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時A操縦士がちらと後(うしろ)をふりかえった。風はますます烈(はげ)しくなって、そのうえ雨さえ加わって来たので機体は無茶苦茶に揺れた。
飛行機に乗る怪しい紳士 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「そうですね、あんまり物音が烈(はげし)いから、私はまた火事ででもあるのか知らんと思ったよ。」
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ハイ有り難うござります、彼めが幼少(ちひさい)ときは烈(ひど)い虫持(むしもち)で苦労をさせられましたも大抵ではござりませぬ、漸く中山の鬼子母神様の御利益で満足には育ちましたが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
悍悪(かんあく)の事に狼の字をいふもの○残忍(ざんにん)なるを豺狼(さいらう)の心といひ○声のおそろしきを狼声(らうせい)といひ○毒(どく)の甚(はなはだ)しきを狼毒(らうどく)といひ○事の猥(みだりなる)を狼々(らう/\)○反相(はんさう)ある人を狼顧(らうこ)○義(ぎ)无(なき)を中山狼○恣(ほしいまゝ)に食(くふ)を狼飡(らうざん)○病(やまひ)烈(はげしき)を
あまりに強烈(れつ)な現實が自分の周圍(しうい)をめまぐるしく走つてゐるのに、自分にはそれがよく解らないのである。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
あれに嫉妒(しっと)を加えたら、どうだろう。嫉妒では不安の感が多過ぎる。憎悪(ぞうお)はどうだろう。憎悪は烈(は)げし過ぎる。怒(いかり)? 怒では全然調和を破る。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ああ烈(ひ)で風だ。今度はすっかりやらへる。一郎。ぬれる、入れ。」
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
スベテノ言(ゲン)、正(タダ)シク、スベテノ言(ゲン)、嘘(ウソ)デアル。所詮(ショセン)ハ筏(イカダ)ノ上(ウエ)ノ組(ク)ンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、君(キミ)モ、私(ワタシ)モ、ソレカラ、マタ、林氏(ハヤシシ)、寝(ネ)ル間(マ)モ烈(ハゲ)シク一様(イチヨウ)ニ押(オ)シ流(ナガ)サレテ居(オ)ルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)