“凛烈”の読み方と例文
読み方割合
りんれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曙の色は林の中まで追いついて、木膠や蔦の紅葉の一枚一枚に透き徹る明る味をして、朝の空気は、醒めるように凛烈りんれつとなった。
雪中富士登山記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
次いで新島君はこの事業を企つるに至った精神を話されたが、その熱誠と凛烈りんれつたる精神には一座感動せざるを得なかった。
隼人の稽古ぶりは凛烈りんれつであったが、終って鍋を囲むときになると、にわかに温かい、なごやかな空気がみんなを包む。
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)