“りんれつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凛烈38.2%
凜烈29.4%
凛冽14.7%
凜冽14.7%
輪列2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次いで新島君はこの事業を企つるに至った精神を話されたが、その熱誠と凛烈りんれつたる精神には一座感動せざるを得なかった。
折しも向かいの船に声こそあれ、白由党員の一人いちにん甲板かんぱんの上に立ち上りて演説をなせるなり。殺気凜烈りんれつ人をして慄然りつぜんたらしむ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
凛冽りんれつという文字のぴたりはまるもので、皮膚をさき骨をさすかと思った。さっきまでは登っていさえすれば温かかった。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
霜威そうい凜冽りんれつたる冬の夜に、見る目も寒く水を浴びしとおぼしくて、真白の単衣ひとえは濡紙を貼りたる如く、よれよれに手足にまといて、全身の肉附は顕然あらわに透きて見えぬ。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ミカン類の果実をいて見ると、表面の皮がまず容易にとれる。その中には俗にいうミカンのふくろ輪列りんれつしていて、これをはなせば個々に分かれる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)