“凛乎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんこ90.0%
しつかり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その声の凛乎りんこたる響きと、立ち塞がった身構えのするどさに、さすが殺気だった侍たちも思わず踏み止まった。
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
多年病魔と戦つてこの大業を成したるの勇気は凛乎りんことして眉宇びうの間に現はれ居れどもその枯燥こそうの態は余をして無遠慮にいはしむれば全くきたる羅漢らかんなり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
剛一はしかと抱きて声励ましつ「凛乎しつかりなさい——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)