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枯燥
ふりがな文庫
“枯燥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こそう
66.7%
こさう
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こそう
(逆引き)
多年病魔と戦つてこの大業を成したるの勇気は
凛乎
(
りんこ
)
として
眉宇
(
びう
)
の間に現はれ居れどもその
枯燥
(
こそう
)
の態は余をして無遠慮にいはしむれば全く
活
(
い
)
きたる
羅漢
(
らかん
)
なり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
だが、それから六年後の今、この
柔
(
やわら
)
かい
景色
(
けしき
)
や水音を聞いても、
彼
(
かれ
)
はかえって彼の
頑
(
かたくな
)
になったこころを一層
枯燥
(
こそう
)
させる反対の働きを受けるようになった。彼は無表情の
眼
(
め
)
を挙げて、崖の上を見た。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
枯燥(こそう)の例文をもっと
(2作品)
見る
こさう
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
周圍
(
しうゐ
)
が
寂
(
さび
)
しいとも
何
(
なん
)
とも
思
(
おも
)
はなかつた。
然
(
しか
)
し
彼自身
(
かれじしん
)
は
見
(
み
)
るから
枯燥
(
こさう
)
して
憐
(
あは
)
れげであつた。
彼
(
かれ
)
は
少
(
すこ
)
しきや/\と
痛
(
いた
)
む
腰
(
こし
)
を
延
(
のば
)
して
荷物
(
にもつ
)
を
脊負
(
せお
)
つて
立
(
た
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
はそれから
狹
(
せま
)
い
戸口
(
とぐち
)
をぴたりと
閉
(
とざ
)
して
枯燥
(
こさう
)
した
手足
(
てあし
)
を
穢
(
きたな
)
い
蒲團
(
ふとん
)
に
包
(
つゝ
)
んでごろりと
横
(
よこ
)
に
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
枯燥(こさう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“枯燥”の意味
《名詞》
枯燥(こそう)
干乾びること。
(出典:Wiktionary)
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
燥
常用漢字
中学
部首:⽕
17画
“枯”で始まる語句
枯
枯木
枯草
枯葉
枯蘆
枯枝
枯野
枯死
枯山
枯渇
“枯燥”のふりがなが多い著者
長塚節
正岡子規
岡本かの子