枯燥こさう)” の例文
かれ周圍しうゐさびしいともなんともおもはなかつた。しか彼自身かれじしんるから枯燥こさうしてあはれげであつた。かれすこしきや/\といたこしのばして荷物にもつ脊負せおつてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれはそれからせま戸口とぐちをぴたりととざして枯燥こさうした手足てあしきたな蒲團ふとんつゝんでごろりとよこつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卯平うへいしかめたまゝ燐寸マツチをとつてまたすつとつて、ゆつくりと軸木ぢくぎさかさにしてしろ軸木ぢくぎつゝんでのぼらうとするちひさな枯燥こさうしたおほきなつゝんで、大事相だいじさうのぞいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)