“燐寸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
マッチ71.8%
マツチ16.0%
まっち7.6%
まつち3.8%
マチ0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“燐寸”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
陳は受話器を元の位置に戻すと、なぜか顔を曇らせながら、肥った指に燐寸マッチって、啣えていた葉巻を吸い始めた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そういいながら、紳士はポケットから紙巻煙草を一本抜きだして口にくわえると、シュッと燐寸マッチを擦って火を点けた。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
かう云つて男は敷島を一本たもとから出して口にくはへた。そして手を両方のたもとへ入れて燐寸マツチを捜して居る。
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
とあるひくい石垣の上に腰を掛けた九は大きな煙管パイプくはへてこゝろよさう燐寸マツチを擦つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
暗いのに軒灯けんとうのない家が並んでいるので、燐寸まっちをすっていちいち表札の文字をすかしすかし、探さねばならなかった。
夏の夜の冒険 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
忠一は引返ひっかえして燐寸まっちを擦ろうとする時、一個ひとりの小さい人間が闇に紛れてひらりと飛び込んで来た。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
説明せつめい形容けいようなにもない——燐寸まつちるといなや、アルコールにをつけるのであるから、言句ごんくもない。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
代助は自分のそばにあつた燐寸まつちつてつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
声高こはだかの曠野の人とむかひて坐りひもじき我や燐寸マチを赤く
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)