“擴”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
ひろ97.4%
はびこ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからいよ/\問題もんだいおほきくひろがつて、大學人類學教室だいがくじんるゐがくけうしつで『彌生式研究會やよひしきけんきうくわい』がひらかれ、其結果そのけつくわとして、加瀬探檢かせたんけん遠足會えんそくくわいもよほされた。
その場で斬られるのが落ちで、怨嗟と恐怖が、下町一パイに、夕立雲のやうにひろがつて行くのを、どうすることも出來ない有樣でした。
何時いつしか暗い陰影かげ頭腦あたまはびこつて來る。私は、うして何處へといふ確かな目的あてもなく、外套を引被ひつかけて外へ飛び出して了ふ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)