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繰擴
ふりがな文庫
“繰擴”の読み方と例文
新字:
繰拡
読み方
割合
くりひろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くりひろ
(逆引き)
赤地
(
あかぢ
)
、
蜀紅
(
しよくこう
)
なんど
錦襴
(
きんらん
)
の
直垂
(
ひたゝれ
)
の
上
(
うへ
)
へ、
草摺
(
くさずり
)
曳
(
ひ
)
いて、さつく/\と
鎧
(
よろ
)
ふが
如
(
ごと
)
く
繰擴
(
くりひろ
)
がつて、
人
(
ひと
)
の
俤
(
おもかげ
)
立昇
(
たちのぼ
)
る、
遠近
(
をちこち
)
の
夕煙
(
ゆふけむり
)
は、
紫
(
むらさき
)
籠
(
こ
)
めて
裾濃
(
すそご
)
に
靡
(
なび
)
く。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蟲の
音
(
ね
)
も、我を咎むる心地して、
繰擴
(
くりひろ
)
げし
文
(
ふみ
)
の
文字
(
もじ
)
は、
宛然
(
さながら
)
我れを睨むが如く見ゆるに、目を閉ぢ耳を
塞
(
ふさ
)
ぎて机の側らに伏し
轉
(
まろ
)
べば、『あたら武士を
汝故
(
そなたゆゑ
)
に』と、いづこともなく
囁
(
さゝや
)
く聲
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
繰擴(くりひろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
擴
部首:⼿
18画
“繰”で始まる語句
繰
繰返
繰言
繰出
繰込
繰開
繰拡
繰廻
繰展
繰引
“繰擴”のふりがなが多い著者
高山樗牛
泉鏡太郎
泉鏡花