“繰引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くりびき33.3%
くりひか33.3%
くりび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——賤ヶ嶽の繰引くりびきに、余吾よごうみばたで、羽柴勢のけを、猛烈にしッぱろうた合戦のもようを、ひとつ、ここに居る法斎どのから聞こうではないか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明日の合戦は拙者致すべく、その間に人数を繰引くりひかせられよ、随分一ト合戦致すべし
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
徐々しずしずと引上げて行く態度、ちょうど、名将が戦い利あらずと見て、味方を繰引くりびきに引上げる兵法がこの態度であろうと、兵馬は敵ながら獣ながら