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草摺
ふりがな文庫
“草摺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くさずり
90.3%
くさず
9.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くさずり
(逆引き)
が、左の手は、ぶらんと落ちて、
草摺
(
くさずり
)
の
断
(
たた
)
れたような
襤褸
(
ぼろ
)
の袖の中に、肩から、ぐなりとそげている。これにこそ、わけがあろう。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その男は、渋色の
粽頭巾
(
ちまきずきん
)
をかぶって、汚い
布直垂
(
ぬのひたたれ
)
を職人結びに後ろでむすび、片膝たてて
革胴
(
かわどう
)
の
草摺
(
くさずり
)
を大きな動作で縫っていた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
草摺(くさずり)の例文をもっと
(28作品)
見る
くさず
(逆引き)
革
(
かわ
)
、
草摺
(
くさず
)
り、
旗差物
(
はたさしもの
)
、
幕
(
まく
)
の
裁縫
(
さいほう
)
、
鎧下着
(
よろいしたぎ
)
、あるいはこまかいつづれ
錦
(
にしき
)
、そのほか
武人
(
ぶじん
)
の
衣裳
(
いしょう
)
につく物や、
陣具
(
じんぐ
)
の
類
(
るい
)
をつくるものばかりが
棲
(
す
)
み、そして
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが一方の鍬形が、真ん中どころから折れていた。鎧もまさしく着けていた。しかし
草摺
(
くさず
)
りは千切れていた。
鎧
(
よろい
)
直垂
(
ひたたれ
)
も着ているが、あちこちを鼠に喰われていた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
草摺(くさず)の例文をもっと
(3作品)
見る
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“草摺”で始まる語句
草摺引
草摺長
検索の候補
草摺引
草摺長
鎧草摺
草鞋摺
笈摺草紙
“草摺”のふりがなが多い著者
作者不詳
吉川英治
直木三十五
泉鏡花
山本周五郎
菊池寛
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
国枝史郎
芥川竜之介