“鎧下着”の読み方と例文
読み方割合
よろいしたぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将門は、ごく、ごく、とのどを伸ばして飲みくだした。ほっと太息をつく。そして、そのしずくや顔じゅうの汗を、鎧下着よろいしたぎの袖で横にこすった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かわ草摺くさずり、旗差物はたさしものまく裁縫さいほう鎧下着よろいしたぎ、あるいはこまかいつづれにしき、そのほか武人ぶじん衣裳いしょうにつく物や、陣具じんぐるいをつくるものばかりがみ、そして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
官兵衛は黄の鎧下着よろいしたぎに、の花おどしの具足を着、白地銀襴ぎんらんの陣羽織をつけて、輿のうえにあぐらを組んでいた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)