“赤地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかじ37.5%
あかぢ37.5%
あかつち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店の前に立てた、赤地あかじに白くそめ出した長いはたが、氷をふくんだような朝の風に、はたはたと寒そうに鳴っていました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
番目ばんめには露國文豪ろこくぶんがうトルストイはく傑作けつさく千古せんこゆき」とふのと、バンカラ喜劇きげき小辰こたつ大一座おほいちざふのが、赤地あかぢしろいてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
山にはただこの一軒あるばかりだ。麓の村に下りる迄は二三丁程あった。太吉は日に幾回となく、この赤地あかつちの山道を下りて遊びにも行き、家の用事をもしに行った。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)