赤地あかつち)” の例文
山にはただこの一軒あるばかりだ。麓の村に下りる迄は二三丁程あった。太吉は日に幾回となく、この赤地あかつちの山道を下りて遊びにも行き、家の用事をもしに行った。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夏の日を海気につつんで、崖に草なき赤地あかつちへ、ほのかに反映するのである。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)