“あかつち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赭土61.5%
赤土29.2%
赫土4.6%
赤地3.1%
赭地1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濡れた赭土あかつちの盛られたそばで、下水工事の人夫達が路傍に炭をおこしていわしを焼いていた。そのまま塩を振りかけてお弁当に食べるのだ。
赤土あかつちはらには、だれもあそんでいませんでした。茶色ちゃいろいぬをつれたおとこひとは、ボールをすと、ちからいっぱい、これをとおくへかってげました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
所々に秋草の花が咲き、赫土あかつちはだが光り、られた樹木が横たわっていた。私は空に浮んだ雲を見ながら、この地方の山中に伝説している、古い口碑こうひのことを考えていた。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
夏の日を海気につつんで、崖に草なき赤地あかつちへ、ほのかに反映するのである。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一段地所じしょが高くなって処どころしいの木を植えた処があった。菊江はそこの傾斜の赭地あかつちの肌をけあがりながら揮返った。背の高い痩せぎすな男の姿はすぐ後にあった。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)