“肌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はだ81.0%
はだえ9.1%
はだへ8.7%
0.4%
はだみ0.4%
ハダ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
商人は、なにしろはだの下まで雪がしみとおっていたので、かまわずの火でからだをかわかしながら、ひとりごとのようにいいました。
あるひは炬燵こたつにうづくまりて絵本読みふけりたる、あるひは帯しどけなき襦袢じゅばんえりを開きてまろ乳房ちぶさを見せたるはだえ伽羅きゃらきしめたる
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
皚々がい/\たる雪夜せつやけいかはりはなけれど大通おほどほりは流石さすが人足ひとあしえずゆき瓦斯燈がすとうひか皎々かう/\として、はだへをさす寒氣かんきへがたければにや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さなごれたる糠袋ぬかぶくろにみがきあげいづればさら化粧げしようしらぎく、れも今更いまさらやめられぬやうなになりぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
亡くなります二三日前の晩に、すこし気が落ち附きますと、それまではだみを離さずに持っていたバッグを父に渡しました。けれども中味はからっぽで御座いました。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
アナトール・フランスの遊歩場の楡の木を読みました、いろいろ感じ、アナトール・フランスという作家と自分とは、ハダの合わない感じを、新たにいたします。