“素肌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すはだ96.2%
すはだか3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し手を上げると、袖がまくれ落ちて、ひじの上まで素肌すはだだった。クリストフはそれを見て、見苦しいようなまたみだらなような気がした。
段々だんだんえりのかかった筒袖を一枚素肌すはだに着たばかりで、不死身ふじみであるべく思わるる米友はまた、寒さの感覚にも欠けているべく見受けられます。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なにがしという一人の家をかこみたるおり、にわとりねぐらにありしが、驚きて鳴きしに、主人すはきつねの来しよと、素肌すはだかにて起き、戸を出ずる処を、名乗掛なのりかけてただ一槍ひとやりに殺しぬ。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)