“すはだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素肌62.5%
素膚27.5%
素裸7.5%
洲肌2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
段々だんだんえりのかかった筒袖を一枚素肌すはだに着たばかりで、不死身ふじみであるべく思わるる米友はまた、寒さの感覚にも欠けているべく見受けられます。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夫人は赤皮の飛行帽をかぶって素膚すはだの脚へおれんじ色の紛おしろいを叩くことによって靴下以上の効果を出していた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
封金の封紙が洗い流されてしまっているので、おびただしい山吹色の黄金が、素裸すはだで水にがれているのだった。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河の中ほどにも、所々、洲肌すはだが現われているのを見れば、流れのふかい所でも駒の脚で越え渡るに難くはなさそうに思われる。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)