“素膚”の読み方と例文
読み方割合
すはだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言って土間へ出たが、振返ると、若いひとは泣いていました。露がきらめく葉を分けて、明石に透いた素膚すはだを焼くか、と鬼百合がかっあかい。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夫人は赤皮の飛行帽をかぶって素膚すはだの脚へおれんじ色の紛おしろいを叩くことによって靴下以上の効果を出していた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
味噌漉し縞縮緬の女物の紙入れを素膚すはだに、これだけは人柄の掴み絞りの三尺、亀島町の薬種問屋近江屋がお年玉に配ったあらの手拭いを首に結んで、ここ合点小路の目明し親分、釘抜藤吉身内の勘次は