“夥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おびただ75.8%
おびたゞ17.9%
おびた1.3%
おびただし0.5%
おび0.5%
おびたゝ0.5%
なかま0.5%
おお0.4%
したた0.4%
したゝ0.2%
あまた0.2%
いか0.2%
いけ0.2%
おびだた0.2%
おほ0.2%
0.2%
くわ0.2%
はなは0.2%
はなはだ0.2%
むれ0.2%
オビタダ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾々に支払う蚊の涙ほどの鑑定料が惜しいのかも知れないが、余計なところには一切れさせないのだから詰まらない事しい。
無系統虎列剌 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
庭下駄を突つかけて外へ出ると、庭から、土藏のあたり、裏木戸の材木を漬けた堀、しい材木置場から、元の庭へ歸つて來ました。
「いや御覽亂雜有樣で」と言譯らしい返事をしたが、それをに、子供世話けて、だしくなどを色々宗助してかした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さらぬだに燃ゆるばかりなる満開の石榴に四時過の西日のく輝けるを、彼はしと目を移して更に梧桐き広葉を眺めたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただしい死者が出て、大揺れの済んだ後、長兄は近くの男たちとその死体発掘作業に従い、ぼくより健康で利発な三ツ上の姉なぞ、その模様を見物にでかけたりしていたが
さようなら (新字新仮名) / 田中英光(著)
蔵石に名の高き人近年し、も諸家の奇石を見しに皆一家のる処三千五千にいたる、五日十日の日をしてやう/\をふる㕝をるにいたる
車停むるところへ、はや馴れたる末の姫走り来て、「姉君たち『クロケット』のしたまへば、おん身もになりたまはずや、」とわれにめぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
プリニウスはいわくバレアリク諸島に熟兎くなって農穫全滅に瀕しその住民アウグスッス帝に兵隊を派してこれをがんと乞えりと
と野崎君は小突き/\論判して、柿をかせしめた。決して善良な遣口でない。こんな具合だったから、学園の生徒は近隣の農家に兎角評判が悪かった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それでも狡獪のまだまらないで液汁状態をなしてからさなんでかに籾殼された。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
びて立派に婚姻取結ぶに二個はれし中なれば其親みは一方ならす男女の子をけしに中なる一は成長の後有馬家召出され家臣と成て大藤の家名を再興し武左衞門は一生を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しながら稼ぎに来る女はい事ありますが、えなのは珍らしい女で、丁寧で口が利けねえのは余程出がいんですねえ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
路頭に迷う人も世間にはえことあるが、仮令一遍悪い事をしたって改心する時はに善人だから、あんた全くが罰だった、に済まないと心附いたらば助けて上げやしょう
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
柱の状挿には、に東京から入って来る手紙や電報が、しくまれてあった。米屋町の旦那のような風をしたその主人を、お島は不思議そうに眺めていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
花の品甚だきにや、享保の頃の人の数へ挙げたるのみにても六十八種あり。これもまた好み愛づる人の多くなれば、花の品の多くなり行くこと、牡丹などの如くなるものならん。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その人死しての年を経たらんには、魂魄すでに散滅す。魂魄散滅して冤鬼とならんと欲するともよくせんや
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
某年に飯田安石が此に加はつた。安石は朝急いで塾を出る時、脇差が見えなかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
だしい迄に楊花を詠った理由を知ったが、北支へ来て青島(大連へ来る前に僕は青島へも立ち寄ったのだよ)
赤げっと 支那あちこち (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
原文の方はどうか分らぬが、写しの方は誤字誤文がしく、仮名等にも覚束ない所が多々あって、到底正式の教養ある者の筆に成ったとは信ぜられない。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
随行の少年輩が一人飲み二人飲み、遂に先を争つて群り飲むに至つた。行き行きて岐路に逢ふことであつたが、甘酒売は別れ去らない。甘酒の釜は此行厨の如くになつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
コノ地銀坑山トウハ、瀘水、甘南水、西城水ノ三江リ、地ラカニシテ北千里ガ間ハ万物ヲ多ク産シ、東三百里ニシテ塩井アリ、南三百里ニシテ梁都洞アリ、南方ハ高山ニシテシク白銀ヲ産ス。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)