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夥
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おび
ふりがな文庫
“
夥
(
おび
)” の例文
夥
(
おび
)
ただしい死者が出て、大揺れの済んだ後、長兄は近くの男たちとその死体発掘作業に従い、ぼくより健康で利発な三ツ上の姉なぞ、その模様を見物にでかけたりしていたが
さようなら
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
それは少しも心に止まらねども美登利が素振のくり返されて正太は例の歌も出ず、大路の
徃来
(
ゆきき
)
の
夥
(
おび
)
ただしきさへ心淋しければ賑やかなりとも思はれず、火ともし頃より筆やが店に転がりて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
(
そ
)
れは
少
(
すこ
)
しも
心
(
こゝろ
)
に
止
(
と
)
まらねども
美登利
(
みどり
)
が
素振
(
そぶり
)
のくり
返
(
かへ
)
されて
正太
(
しようた
)
は
例
(
れい
)
の
歌
(
うた
)
も
出
(
で
)
ず、
大路
(
おほぢ
)
の
往來
(
ゆきゝ
)
の
夥
(
おび
)
たゞしきさへ
心淋
(
こゝろさび
)
しければ
賑
(
にぎ
)
やかなりとも
思
(
おも
)
はれず、
火
(
ひ
)
ともし
頃
(
ごろ
)
より
筆
(
ふで
)
やが
店
(
みせ
)
に
轉
(
ころ
)
がりて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夥
漢検1級
部首:⼣
14画
“夥”を含む語句
夥多
夥間
夥伴
夥兵
化夥間
同夥
夥中
夥多敷
夥度
夥敷
引手夥多
御夥間
江戸兒夥間
竜夥
露夥