“正太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうた75.0%
しようた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、お雪や正太しょうたの細君なぞに比べると、もっとずっとわかい芽が、最早もう彼の周囲まわりに頭を持ち上げて来たことを、めずらしく思った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「じゃあ、イワノフ博士をここへよんでください。僕たちは、お隣りにすんでいる正太しょうたとマリ子という兄妹なんです。博士が……」
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
太皷たいこ、うたはせてはせてひとことしてたいとをりふし正太しようたさゝやいてかせれば、おどろいてあきれておいらはやだな。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
正太しようたふでやのみせこしをかけて、のつれ/″\にしの戀路こひぢ小聲こゞゑにうたへば、あれ由斷ゆだんがならぬと内儀かみさまにわらはれて、なにがなしにみゝあかく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)