“戀路”の読み方と例文
新字:恋路
読み方割合
こひぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正太しようたふでやのみせこしをかけて、のつれ/″\にしの戀路こひぢ小聲こゞゑにうたへば、あれ由斷ゆだんがならぬと内儀かみさまにわらはれて、なにがなしにみゝあかく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
戀人こひゞとそのうるはしい光明ひかりで、戀路こひぢやみをもらすといふ。またこひめくらならば、よるこそこひには一だん似合にあはず
そも人、何を望み何を目的めあてに渡りぐるしき戀路こひぢを辿るぞ。我も自ら知らず、只〻朧げながら夢とうつゝの境を歩む身に、ましてや何れを戀の始終と思ひ分たんや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)