“麗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるわ23.9%
うらら19.9%
うら17.6%
うる12.5%
うるは6.6%
うららか6.3%
うらゝ4.0%
うつく1.8%
うらゝか1.1%
うるはし0.7%
うつ0.7%
れい0.7%
あでや0.4%
あでやか0.4%
0.4%
0.4%
かか0.4%
かほよ0.4%
かゝ0.4%
くは0.4%
やさ0.4%
0.4%
ウル0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阪神間は今が一番しい時で、毎年のことですけれども、今時分になると私はいつも家の中にじっとしていられないようになります。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
かかる折から、柳、桜、緋桃小路を、かな日にと通る、と日光に、何処ともなく雛の影、人形の影が徜徉う、……
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
らかない春であった。その麗らかな自然の中で、相闘っている一方の人間が充分の余裕をもってその対策を考えているのだった。
仮装観桜会 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
中央には富嶽のわしい姿を中心に山脈が連り、幾多の河川や湖沼がその間を縫い、下には模様のように平野の裳裾が広がります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
これは意志ぢゃ、んじておくりゃらば、顏色しうし、むづかしいめておくりゃれ。祝宴最中不似合ぢゃわい。
その樹の名木も、まだそっちこちに残っていてに咲いたのが……こう目に見えるようで、それがまたいかにも寂しい。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若いの自分には親代々薄暗い質屋の店先つてかな春の日をに働きくらすのが、いかにくいかになかつたであらう。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しいお方です。いやよしましょう、わしの半生がそうだったからあなた様にもそうなれとはおすすめできない。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このはもう春とつても鱗葺屋根の上にく日があたつてゐるとふばかりで、沈滞した堀割の水がな青空の色をのまゝに映してゐる曳舟通り。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
正にこれ、も知らぬ失恋の沙漠は、濛々たる眼前に、き一望のミレエジは清絶の光を放ちて、に、甚だかに浮びたりと謂はざらん
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
くしき玳瑁
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
このおさんという娘は可なりの役を勤めていた士族の娘で、父親に先立たれて、五軒町の借屋に母親と一しょに住んでいる。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
苦笑をして、客の方がかえって気の毒になる位、別段腹も立てなければ愛想も尽かさず、ただ前町の呉服屋の若旦那が、婚礼というので、いでやかねての男振、玉も洗ってますますかに
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぢやけれどの、れた上衣よりはでござろわいの、も分つてある、な娘のぢやで、お前様にいわ、其主もまたの、お前様のやうな、綺麗な人と寝たら本望ぢやろ、はゝはゝはゝ。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
樽野は、煮えくりかへる汚辱の大釜に投げ込まれて、望遠鏡を握り絞めたまゝ、らゝかな光りを含んで萌えたつてゐる青草の中に仰向態に悶絶した。
村のストア派 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
古へより父の仇を討ちし人、其のず擧て數へ難き中に、獨り曾我の兄弟のみ、今に至りて兒童婦女子迄も知らざる者の有らざるは、衆に秀でゝ、誠の篤き故也。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
白日 青天にる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ここに日高日子番邇邇藝の命、笠紗御前に、美人に遇ひたまひき。
飛簷傑閣隙間なく立ち並びて、そのなきこと珠玉の如く、その光あること金銀の如く、紫雲棚引き星月れり。にこの一幅の畫圖の美しさは、譬へば長虹をちてこれをりたる如し。
溌溂たる令嬢、しい若奥様、四、五人づれでってゆく女学生、どこかで逢ったことのある女給、急ぎ足のダンサーなどと、どっちを向いても薔薇の花園に踏みこんでいるような気がした。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
また或時、天皇遊行しつつ美和河に到りませる時に河の辺に衣洗ふ童女あり、其容姿甚だかりき。天皇その童女に、汝は誰が子ぞと問はしければ、おのが名は引田部の赤猪子とまをすと答白しき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
爾に𧏛貝比売きさげこがして、蛤貝比売水を持ちて、母乳汁を塗りしかば、わしき壮夫に成りて出遊行き。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)