“高麗縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうらいべり83.3%
かうらいべり8.3%
こうらいぶち8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狩野永徳かのうえいとくのふすま絵にたたずみ、繧繝縁うんげんべり高麗縁こうらいべりの畳に目をみはり、みがき立てた金壁に気もすくみ、恍惚こうこつとした心地で白洲へ降りると
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
首を少し曲げると、一枚開け放つた障子の中に、上段の高麗縁かうらいべりが見えて、豐かに坐つた黒羽二重の膝も見えます。
八畳の高麗縁こうらいぶちにつづいて、八畳のお板の間、壁いっぱいに平蒔絵ひらまきえをほどこした、お湯殿である。千代田のお城の奥ふかく、いま、八代吉宗公よしむねこうがお風呂を召していらっしゃる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)