“狩野永徳”の読み方と例文
読み方割合
かのうえいとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狩野永徳かのうえいとくのふすま絵にたたずみ、繧繝縁うんげんべり高麗縁こうらいべりの畳に目をみはり、みがき立てた金壁に気もすくみ、恍惚こうこつとした心地で白洲へ降りると
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえばよその寺で狩野永徳かのうえいとくの筆を見せられた時に「狩野永徳の筆」という声が直ちにこの人の目をおおい隠して
案内者 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「道場——それそれ、とりあえず仙台城下、高橋玉蕉先生の道場で一本お手合せを願い、それより松島へまかり越して、観爛道場に推参して、狩野永徳かのうえいとく大先生に見参仕る目的でござる」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)