“狩野家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのうけ66.7%
かのけ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時政府の保護を得たる狩野家かのうけすなわち日本十八世紀のアカデミイ画派の作品は決してこの時代の美術的光栄を後世に伝ふるものとはならざりき。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
上代のことはいわず、比較的近代について見ると、狩野家かのうけにはもとより、円山、四条にもすぐれた美人かきはいないようだ。何といっても、美人画は浮世絵の畑だろう。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
当時政府の保護を得たる狩野家かのけ即ち日本十八世紀のアカデミイ画派の作品は決してこの時代の美術的光栄を後世に伝ふるものとはならざりき。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
其二は浮世繪師の名を年代順に列記し、これに略傳を附したもので、末に狩野家かのけ數世の印譜を寫して添へてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)