“高麗橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうらいばし71.4%
かうらいばし14.3%
こうらいはし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天満橋てんまばしも、高麗橋こうらいばしも、思案橋しあんばしも、舟の着く所は、ことごとく、舟だった。船頭の叫びと、人々の周章あわてた声と、手足と、荷物と、怒りと、喧嘩けんかとで充満していた。
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
そしてのこり人数にんず二手ふたてに分けて、自分達親子の一手は高麗橋かうらいばしを渡り、瀬田の一手は今橋いまばしを渡つて、内平野町うちひらのまち米店こめみせに向ふことにした。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
二人は高麗橋こうらいはしたもとまで来て立ち止まった。菊子は泣いている。
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)