“裳裾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もすそ92.2%
すそ7.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中央には富嶽のわしい姿を中心に山脈が連り、幾多の河川や湖沼がその間を縫い、下には模様のように平野の裳裾が広がります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
すると、突然、の緞帳の裾から、桃色のルイザが、吹きつけた花のように転がり出した。裳裾が宙空で花開いた。緞帳は鎮まった。
ナポレオンと田虫 (新字新仮名) / 横光利一(著)
そして裳裾をぬらしながら、やつと半分そこ/\の水を汲んで来ると、炊事場の大きな水甕にあけ、今度は次の二人と代るのでした。
先生と生徒 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
その裾を、鬼六の足に踏まれて、前へのめッた、でも、長い裳裾はどこからかれて、彼の瀕死な影は、なお、よろいつつも逃げていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)